(東京・厚板部) 平成28年8月26日(金)

《メーカー動向》
高炉、電炉とも需要低調ながら、1〜2Qにかけて長期定期修理の減産対応中。3Qも長期定修を予定。
輸出向けも堅調、そこそこ埋まっている模様で、ムリに明細集めはせず。
アズロールのリードタイムは概ね2.0ヶ月
東京製鐵厚板5月販価は+@3、その後は9月販価まで据え置き。
高炉メーカー販価、新日鐵住金6月契約分から、店売り分野+@5発表、
鉄骨分野についても10〜15%値上げ方針。
JFE、神戸製鋼所も追随。

《市場動向》
6月の全国厚中板在庫量は367,896Tで、前月比-2,829Tと微減。
出荷量は172,056Tで、前月の155,129Tから約11%増加。(前年同月比93.9%)
上記出荷量は2か月連続減少から、増加に転じる。
在庫率は全国ベースでは213.8%で、前月から-25.2ポイントの減少。関東地区在庫率も-20.3ポイントの減少。
6月はGWの有る5月比では稼働日増の影響も有り出荷量、在庫率改善。ただし、前年同月比では減少。
市中ヒアリングでは溶断業者の稼働はまだまだ余力有り、切板価格は横ばい。

7月末輸出船手持工事量は3,293万GTで、前月比微減。
6月建設機械出荷金額は内需が792億(前年同月-1.8%減)、外需が1,096億(同-5.1%減)、
合計1,888億円で前年同月比-3.7%減少。
国内建機はトラクタ、ショベルなどは低調な状態が続く。
トンネル機械、基礎機械などが上向きとなり、建設用クレーンも堅調。
6月産業機械受注金額は内需が2,609億(前年同月比108.2%)、外需が2,087億(同76.7%)、
合計4,697億円で前年同月比91.5%。内需はボイラ・タンク・ポンプなどのプラント関連堅調。外需は低調が続く。
6月建築着工床面積は1,204万uで前年同月比+1.4 %微減。
前月比、倉庫は減少も、店舗、事務所、工場が増加したため、全体でほぼ横ばい。
建築需要の本格化はまだ先、年末以降に徐々に上昇期待。

《輸出入・海外動向》
6月の厚板輸入通関39,694Tで5月比-4,695T減少。
国別では韓国材が29,527Tで前月比-5,869T減少。次が中国8,035T(前月比+3,081T増加。)その次に台湾2,132T。
他に、中国からのクロム含有厚板が2.4万t通関。
韓国からの輸入価格は3Q値上げ上げ幅は概ね5%程度の見込み。
春節明けからの中国ミルの急激な値上げは一転下げに転じ、足元は下げ止まり、若干上昇。為替の動向も要注意。
依然国際市況はスクラップ、製品とも先行き不透明。

                            (課長 熊谷 貴志)



(東京・鋼板販売部) 平成28年5月23日(月)

<メーカー動向>
 高炉メーカーの4−6月のロール状況は、日を追うごとにタイトになってきている。
輸出案件の成約に加えて、各ミルは大規模な熱延定修を実施しており鉄源自体がタイトな状
況となっている。このような中で新日鐵住金が店売り向けを対象に+@10,000/tの値上げを
発表。他高炉メーカーも追随の姿勢が窺える。
 東京製鐵の6月契約(鋼板類)は据え置き。前月の値上げの浸透度合いを確認するため
に様子を見た模様。足元はスクラップ価格が下げに転じており、今後の動向を確認してい
く必要あり。

<市中動向>
 新年度に入ったものの、例年通りGW前後の活動水準は決して良くはない。これから夏
に向けて需要の盛り上がりに期待したいところ。自動車生産の後ろ倒しや物件の開始時期
などが今後のポイントか。
 市況については底入れ確認は出来ており、今後は目線を上げて値戻しをしていく必要が
ある。名古屋以西では先んじて値戻しの動きが見られており、関東マーケットにおいても
順次この動きが活発化してくるものと思われる。

<海外動向>
 東アジアマーケットは、中国ミルのオファー止めや価格値上げにともない、価格上昇の
一途を辿っていたが、今月に入ってからは一転調整局面へ。足元は下げ基調となっている
ものの、ボトムからは+$100〜150/mtの水準にある。しばらくは動向確認が必要。
対日向けの状況は、3月の薄板3品の輸入実績は約26万トン。対前月比▲14%のレベル。
韓国・台湾ミルの値上げ方針にも変化はなく、今後の入着数量は減少傾向になる可能性あり。


定尺市況につきましては、行き過ぎた水準にあるとの認識であり、順次値戻しをおこなっていく方針です。
皆様のご理解のほど、宜しくお願い致します。
                            (課長 武藤 修一)